大きな声だけがお腹からでるとは限りません


大きな声は、お腹から出ている…と思われがちなのですが、
決して大きな声だけが、お腹からでているとはかぎりません。
大きな声で歌おうとすると、やはり自然と力が入ってしまいませんませんか?
例えて申し上げますと、皆さんがボール投げをされた時の記憶を、思い出してみてください。
力をいっぱい入れてボールを投げても、残念ながらボールは、
遠くまで投げることが出来ないにも拘わらず、何気なしに惰力の力を抜いた状態でボールを投げると、
思ったよりもボールは遠くに投げられた記憶は、ございませんか。
正しくこの時は、野球のバットやゴルフのスチックを振るときに生じる遠心力と同じように、
腹筋の力に因って、ボールは遠くに届いています。
声も全く同じことが申し上げれます。力を抜いた状態の方が、腹筋の力が働くのに好ましいです。
高音域などは特に遠心力と同じよう、腹筋から声を絞り出し、高音域にも拘わらず、
喉が全く痛くならない発声法は、先ずは人の体全身の代謝を促しますので、体が温まります。
そして体が温まる事により、免疫力が高まります。
このような自然の摂理に基ずいた健康のための発声法は、むずかしく思われるかも知れませんが、
楽しみながらできて逆に簡単なものなのです。



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