NAKA  西宮ボイストレーニング

朝日新聞の記事で話題になった信頼と実績の耳鼻咽喉科医も
推薦する声を変えていまう全身発声
(初心者の方にも気軽にできます。)


阪神間で唯一の生理解剖学に基づいた正しい発声法
万全のコロナ対策を行っています
(有酸素運動を伴います。)




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コラム 央やすこの発声法

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講師 央やすこのブログ


プロヴォーカリストとして、長年のオンステージで培った豊富な実践と実力、
そして経験を活かし、分かりやすく指導致します。
類の無い(内蔵の筋肉トレーニング)なので、簡単に高音域が地声で出せ、
肺活量も短期間に増え、声に響きが感じられるようになって参ります。
勿論、喉は全く使わなくて、内蔵の(筋肉)から突き抜ける力で喉の通気が良くなり、
ノドのイガイガやエヘン虫も、その場でスッキリ致します

学生時代にヨガの講師を務めた経験を活かし、
ストレッチを交えながら、身体と声の関係を、分かりやすく指導致します。

ピアノ奏者でもあり、音楽面でもご安心戴けます。
数多くのプロを生み出してますが、初心者や健康志向の方々にも、好評戴いております。

小さなお子様から、かなりのご年配の方までトレーニングさせて戴いておりますが、
このトレーニング自体、下垂気味の内蔵を持ち上げる働きを持っており、
とくに年配の方々には喜ばれております

© 2010 央やすこ


…トップコラム…


呼吸器系と声の仕組み




呼吸は口から吸う方が殆どですが、鼻呼吸はマスクにも勝るガード力を持ってますので、
今のご時世、鼻呼吸の知識をお勧めいたします 。

先ず鼻から吸うと(吸気)肺は膨らみます。その時横隔膜は下がり、
そして口から吐いてゆくと(呼気)、肺は収縮して、横隔膜は上昇して参ります。
因みに気管は前でその後に食道が並んでいます。

これらはいつも開いておりますが、飲食事の時には、
舌骨の斜め上の喉頭蓋が気管にしっかりフタをして飲食物が気管に流れないように閉じ、
飲食物は食道の方に運ばれますが、発声時には喉頭蓋が開いて、
空間になり、声帯から振動した音を共鳴する役割をします。
因って飲食時に声を出すのは不可能です。
皆さま、心当たりは勿論お有りだと思いますが、たまに間違って食べ物が気管の方に入ってゆきそうになり…
(ゴホン!)とむせるのは、喉頭蓋の調整がうまく行かない時におこります。


声帯


皆さま声はどのようにして作られと思われますか…
風が吹くと、戸の隙間から隙間風がビューと音をたてるのと同じ仕組みから、声は作られます。
風は肺から送り出される(呼気)で、隙間風がビューと吹く音を(声)、
そしてその戸の隙間を(声帯)と例えて下さい。
このように申し上げると、いとも簡単な仕組みのようですが…実はそうでもございません。
因みに声帯(2cmほど)はのど仏(喉頭)、甲状軟骨とも申しますがその中のやや下側にあります。
のど仏は男性の場合分かりやすいのですが女性もわずかながらにございます。
つばを飲み込むと引き上がる軟骨なので分かりやすいかと思います。

声帯は伸縮性ある一対の振動体で、頸椎の方に向かって呼吸時にはV字型に開き、発声時には閉じられ、
そしてその隙間を肺から送り出される呼気流の振動で、喉頭原音は作られます。
ですが、その段階では(ザーザー、ビュービュー)といった単なる音で、決して振動音だけでは声らしくなりません。

男性や女性の区別も殆ど判りにくい状態です。
(そしたら喉頭原音から、どのようにして人間らしい声なるのかしら?と思われる事をお察し致します。)
声は鼻や口を通して発する時に、唇、舌、齒等などの協力を得てヒトの声になりますが、声質の個人差は声道、
口腔のスペース、身体の大きさや筋肉、歯並び、鼻や唇の形や肺活量等など~で、
おのおの(個人差)のヒトの声になります

声帯は放っておくと加齢に伴って弛んだり、痩せたり衰えて嗄声になって参りますが…鍛えてゆくことで克服出来ます。
とても大切な事ですが声が綺麗、強い、などは内臓と密接な関係があり、
今のコロナの時代には強い声(肺など)、深い呼吸、そして鼻呼吸なら鬼に金棒でしょう。
でも無闇矢鱈に鍛えたら良いものでも決してございません。
正しく出す発声はちょっと難しいのですが、口頭懸垂機構(詳しくは後ほど説明させて頂きます。)で、
たくさんの筋肉の共同作業で作られますが、たとえ一つの筋肉が間違いがあっても声は左右されてします。

高音域が遥か彼方まで届き周りの人には心地よく聞こえ、幅や響きもあり、声紋もキメが整った声は、
口頭懸垂機構で正しく働きかていますが、因みに赤ちゃんの産声や動物の鳴き声なども同じく正しく働きかけてます。

当教室の生徒さん方には、上達方法の一つとして、動物園で動物達のしぐさや鳴き声の観察を勧めたりします。
因みに幼稚園や小学校低学年の子供さんの歌い方で、そのまま訓練を積み重ねてゆくと、かなりの線までいくでしょう。

初心者の方が、いくら地声でも、いきなり高音域を出すと荒っぽく、声帯に負荷かかります。
安定した高音域の地声を出すには支えるだけの筋肉が必要になって参りますので、無理をしないで地道に正しく、
発声をお勧め致します。そうこうしていると自然に身に付いて参ります。


裏声(ファルセット、ミックスボイスも含)と地声(チェストボイス)について


 ※綱引き※ (拮抗筋)

 例…。赤組(裏声) 白組(地声)

※カラオケなどで歌っていて、高音域になると苦しく歌いづらく…ついつい裏声になってしまう…※

皆さまが子供さんの頃に運動会で、綱引きをされた記憶を思い出して頂けますでしょうか。
赤組を(裏声組)、白組を(地声組)と例えます。
その時に双方の引き合うチカラを拮抗筋だと思って下さい。
ヨイショー! ヨイショー!双方が頑張って引き合います。

カラオケで歌っていて、地声で頑張って出そうと思っていたけど…ついつい裏声になってしまった…。
この場合は赤組の負けになりますが…でも訓練をして地声が使えるようなった!
そのよう場合は白組(地声組に仲間入りができて)に軍配が上がり、正しく拮抗筋が働きかけた事になります。


口頭懸垂機構



図で示させて頂きましたが、素人さんが声を出す時は、下記のように引き上げ筋のみで働く場合が多いです。

 舌骨筋 引き上げ筋

 口蓋張筋 引き上げ筋

 茎状─咽頭筋 引き上げ筋

 ※呼吸が浅く、歌うと裏声になりやすい、流行性感冒などの影響を受けやすいなど…。
訓練されたプロが声を出す場合は下記のように、口頭懸垂機構が正しく働きかけます。

 舌骨筋 引き上げ筋

 口蓋張筋 引き上げ筋

 茎状─咽頭筋 引き上げ筋

 胸骨─甲状筋 引き下げ筋

 輪状─咽頭筋 引き下げ筋

 ※呼吸が深く、肺活量も多く、高音域も地声が楽に出て、あらゆる免疫力にも優るなど…。
更に引き下げ筋により背筋、臀筋、腹筋にまで及びますが、生徒さんの中には、
足にまで及ぶのを気付く方も少なくございません。すなわち発声には全身が必要になって参ります。


コロナウィルスとは   
    
始めに…私は決してドクターではございませんが、長年の経験と声の肺、身体との関係、
全身発声そして専門医の先生の御協力を頂き、ボイストレーナーの立場からお伝えさせて頂きます。

最近の流行語で私はよく耳にします。
 ※(ひょっとして私は持っているかもしれない!)
申し上げるまでも無くコロナウィルスのことですが、人間の身体にはさまざまな防御機能が、
自然に上手く神さまから授かっており、普通の人なら仮に持ったとしても、
たいがい(上気道で)咳とかで治まり(下気道)への侵入を拒否します。
   
下気道への侵入を許した方はごく稀で、ご高齢で重い持病の方に限られて参ります。
殆どは上気道(軽症)で風邪のような症状が、1週間程続いて回復してしまいます。
軽症で済むのは身体の防御機能、その人の(免疫力)が働いてくれます。

因みに私の教室では、世間の皆様のコロナブームを他所に、生徒さん方は爽やかな汗を流しておりますが、
かと言って感染病予防の為にトレーニングしている訳では、ございません。

年配の方々は健康維持、お若い方々は歌の向上を目指してのトレーニングが多いですが、
 一番大切な事!
それは歌が上手く唄えるには鼻呼吸、肺活量、内臓が強化されなければ、
いくら歌の練習をしても難しいと思います。

マスクも然ることながらもっと大切な事は鼻呼吸です!
勿論除菌は徹底させて頂いておりますが、そう言った事よりも、
それらの強化を特訓させて頂いておりますが、故に生徒さん方も今の世間の趨勢には動じないのでしょう。


肺とコロナウィルスについて



肺とは、気管、気管支から繋がっていて、肺胞という袋が3億ほど集まって出来ている臓器です。
※因みに当教室に於きましては、この臓器も、インナーマッスル(筋肉)と捉えております。※
その袋と袋のすき間には、血管やリンパ管、そしてそれらを支える組織(間質)がございます。
肺は通常呼吸をする事により、空気中の酸素が気管から気管支を通じて、
この酸素が(間質)の中にある血管から吸収されて肺胞に取り込まれ、
そして心臓に集まってから、その酸素は全身に運ばれます。

細菌性肺炎

一般的な(細菌性肺炎)は、鼻や口から気管を通じて気管支に細菌が入り、
袋である(肺胞)にまで入り込み荒らしまくります。
するとわたし達の身体には(白血球)が備わっておりますが、異物が侵入すると、
その白血球がこれらの細菌を退治しにかかり、戦いが起こります。
その為(浸出液)という液体が出てきて、(肺胞)という袋の中が水浸しになってしまいます。
※因みに身体の中で張り合って(内戦)が起こります。※
その為空気を吸っても、肺胞に入り込んだ液体に邪魔されてしまい、
血管内に酸素が送れ無くなり、息苦しくなり、肺胞の液体は痰になって排出されます。
   
ウイルス性肺炎
   
細菌性肺炎と同じく戦いの挙句、ウィルス性肺炎は、ウイルスそのものよりも、
身体の免疫の暴走(サイトカインストーム)による炎症のほうが比重が大きいと言われおります。
それにより、肺胞のまわりに張り巡らす、間質や血管に炎症をおこして固くなり、
肺胞に酸素を十分に送り込めにくくなります。
それにより呼吸不全の状態に陥り、息苦しくなって参ります。
※但しこのような症状に陥るのは、先程も述べさせて頂きましたが、ごく稀でございます。
     
※皆様の不安をお察し致します。

マスク、除菌、手袋、然ることながら、私が一番お勧めさせて頂きたい事!
(鼻呼吸)です。